基板(プリント基板)とは?
基板(プリント基板)とは、電子部品を搭載し、電気回路を形成する板のことです。一般的に、FR-4と呼ばれるガラス布や不燃性エポキシ樹脂などを素材として使用しています。
基板は、搭載された電子部品同士を接続し、回路を形成する重要な役割を持っています。また、基板の制作技術によって、回路の高速化や小型化、信頼性の向上などが可能となります。
基板の種類
基板には、シングルサイド基板、ダブルサイド基板、マルチレイヤ基板などがあります。シングルサイド基板は、片面に電気回路が形成されているもので、比較的シンプルな回路に使用されます。ダブルサイド基板は、両面に電気回路が形成されているもので、より複雑な回路に使用されます。マルチレイヤ基板は、複数の層にわたって電気回路が形成されているもので、高密度な回路に使用されます。
基板の制作方法
基板の制作方法には、スクリーン印刷法、露光・現像法、薄膜剥離法、ドライフィルム法などがあります。一般的には、スクリーン印刷法が最も多く使用されています。スクリーン印刷法では、インクをスクリーンと呼ばれる細かい目のついたフィルムに塗布し、基板に直接印刷する方法です。
まとめ
基板(プリント基板)は、電子部品を搭載し、電気回路を形成する板であることを解説してきました。基板の種類や制作方法などについても触れてきました。今後も、より高速化や小型化、信頼性の向上が求められる分野において、基板の役割はますます重要になってくるでしょう。
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