スワップファイルとは?スワップ領域をファイルとして扱う方法を解説する。

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スワップファイルとは?

スワップファイルとは、コンピュータのメモリが不足した場合に、一時的にハードディスクの一部をメモリの代わりに使う仕組みです。このスワップ領域をファイルとして扱うことで、メモリ不足を緩和することができます。

スワップファイルの作成方法

まず、スワップファイルを作成するためには、ハードディスクに空き容量が必要です。その上で、以下の手順で作成します。

  1. ターミナルを開き、スワップファイルを作成したい場所に移動します。
  2. 以下のコマンドを入力して、スワップファイルを作成します。
    sudo dd if=/dev/zero of=スワップファイル名 bs=1M count=ファイルサイズ
    ※スワップファイル名やファイルサイズは任意に設定できます。
    例)sudo dd if=/dev/zero of=swapfile bs=1M count=1024で、swapfileという名前で1GBのスワップファイルを作成する場合。
  3. 以下のコマンドで、作成したスワップファイルをスワップ領域として有効化します。
    sudo mkswap スワップファイル名
    ※スワップファイル名は作成したファイル名と同様です。
  4. 以下のコマンドで、スワップ領域を有効にします。
    sudo swapon スワップファイル名
    ※スワップファイル名は作成したファイル名と同様です。

スワップファイルの削除方法

スワップファイルを削除する場合は、以下の手順で行います。

  1. 以下のコマンドで、スワップ領域を無効にします。
    sudo swapoff スワップファイル名
    ※スワップファイル名は作成したファイル名と同様です。
  2. 以下のコマンドで、スワップファイルを削除します。
    sudo rm スワップファイル名
    ※スワップファイル名は作成したファイル名と同様です。

以上が、スワップファイルの作成と削除の方法です。スワップファイルを作成することで、メモリ不足によるパフォーマンス低下を緩和することができるので、ぜひ活用してみてください。

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