TCPパケットとは? TCPセグメントとは? 通信技術の基本概念をわかりやすく解説
TCPとは?
TCP(Transmission Control Protocol)とは、ネットワーク上でデータをやり取りするための通信プロトコルの一つです。
TCPは信頼性のあるデータ転送を行うことができ、パケットロスが起きた場合には再送することもできます。
つまり、ネットワーク上でのデータ転送において、データの正確性と完全性を保証するため、TCPプロトコルが欠かせないものとなっています。
TCPパケットとは?
TCPパケットとは、TCPプロトコルにおいてデータを転送する際に使用されるデータパケットのことです。
通常、TCPパケットは以下のような構成要素で構成されています。
– 送信元ポート番号
– 宛先ポート番号
– シーケンス番号
– 確認応答番号
– ヘッダ長
– フラグ
– ウィンドウサイズ
– チェックサム
– 緊急ポインタ
– オプション
このように、TCPパケットには送信元や宛先情報、データの順番を表す番号、データが正確に転送されているか確認するためのチェックサムなど、様々な情報が含まれています。
TCPセグメントとは?
TCPセグメントとは、TCPパケットに含まれるデータの塊のことです。
TCPセグメントには、データ本体の他にもシーケンス番号やチェックサムが含まれます。
TCPでは、データが複数のパケットに分割されることがあるため、セグメントという単位で転送されます。
まとめ
TCPプロトコルは、ネットワーク上でのデータ転送において非常に重要な役割を担っています。
TCPパケットやTCPセグメントは、そのプロトコルが正しく機能するために不可欠な要素であり、その構造や仕組みを知ることは、ネットワーク技術において基礎的な知識となります。
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