.tmpファイルとは?コンピュータ上の一時ファイルの基本概念を分かりやすく解説

Explanation of IT Terms

.tmpファイルとは?コンピュータ上の一時ファイルの基本概念を分かりやすく解説

コンピュータを使う上で、一時的に保存されるファイルというのはよく目にすることでしょう。その中でも、”.tmp”という拡張子を持つファイルがあります。この”.tmp”ファイルとは一体何なのでしょうか?

.tmpファイルとは

“.tmp”ファイルは、Temporary(一時的な)の短縮形であり、その名の通り、コンピュータ上で一時的に保存されるファイルのことを指します。これは、アプリケーションが作業を行う際に、必要な情報や一時的なデータを保存するために使用されます。また、プログラムのバグや異常終了などが発生した場合、”.tmp”ファイルは正常に終了しなかったプログラムによって残されることがあります。

.tmpファイルの役割

“.tmp”ファイルは一時的なデータを保存するために使用されますが、具体的にはどのような場面で使用されるでしょうか?

例えば、Microsoft Wordを使用して文章を作成する場合、一時的に保存された”.tmp”ファイルがあります。この”.tmp”ファイルには、作成中の文章の内容や、編集内容が保存されています。Wordが正常に終了した場合、この”.tmp”ファイルは削除されますが、異常終了した場合には、この”.tmp”ファイルが残り続けることがあります。

また、Webブラウザでウェブページを閲覧する際にも、”.tmp”ファイルが使用されます。ブラウザがWebページを表示するために必要な情報を保存するために、一時的に”.tmp”ファイルが作成されます。これにより、同じWebページを再度表示する場合には、情報を再取得する必要がなく、快適なブラウジングを実現することができます。

.tmpファイルの注意点

“.tmp”ファイルは一時的なファイルであり、必要のないものは削除することが望ましいです。残されたままにすると、ディスクスペースの無駄やセキュリティ上の問題が発生することがあります。また、コンピュータ上に悪意のあるプログラムがある場合、”.tmp”ファイルを利用して個人情報を盗むことがあるので、注意が必要です。

以上が、”.tmp”ファイルについての基本的な解説です。一時的なデータを保存する便利な機能ですが、必要がなくなった場合には積極的に削除するようにしましょう。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版