タプル(tuple)とは?データ構造の基本概念を解説
プログラミングにおいて、タプル(tuple)はデータ型の一種であり、複数の値をまとめて扱うための構造です。タプルは、リストや配列と同じく複数の値を扱うことができますが、その値を後から変更することができない点が異なります。
タプルは、PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語でよく使われています。タプルを作成するには、要素をカンマで区切り、丸括弧で囲む必要があります。例えば、以下のようなタプルを作成することができます。
“`
my_tuple = (1, 2, 3, “apple”, “orange”)
“`
この例では、整数型と文字列型が混在しているタプルを作成しています。タプルは、異なるデータ型を混在させることができます。
また、タプルはリストと比べて、配列を扱うときにメモリを効率的に使うことができます。タプルはイミュータブル(不変)なため、リストよりも高速に処理ができる場合があります。
タプルは、複数の戻り値を返す関数の戻り値としてもよく使われます。以下は、2つの値を返す関数をタプルで実装した例です。
“`
def return_two_values():
return (1, 2)
“`
この関数を呼び出すと、以下のようにタプルで値を受け取ることができます。
“`
x, y = return_two_values()
print(x) # 1
print(y) # 2
“`
以上が、タプルの基本的な概念と使い方についての解説です。タプルは、プログラミングにおいてよく使われるデータ構造の一つであるため、よく理解しておくことが重要です。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版