可変長配列(動的配列)とは?データ構造のサイズを変更する技術

Explanation of IT Terms

可変長配列(動的配列)とは?データ構造のサイズを変更する技術

可変長配列とは?

可変長配列は、プログラミングにおいて頻繁に利用されるデータ構造の一つです。名前の通り、要素数を動的に変更できる配列のことを指します。一方、定長配列は宣言時に指定した要素数しか持てません。

可変長配列のメリット

可変長配列は、データ構造のサイズを変更できるというメリットがあります。動的にメモリを確保するため、要素数の増減に柔軟に対応することができます。また、定長配列では宣言時に要素数を指定するため、余分なメモリを確保せざるを得ない場合がありますが、可変長配列は必要なメモリだけを確保することができます。

可変長配列の実装方法

可変長配列の実装方法はいくつかありますが、代表的なものに「動的配列」があります。動的配列は、狭義には配列の構造を持ちながらも、動的に要素数を変更することができるデータ構造のことを指します。

動的配列の実現方法としては、以下のような手順があります。

1. 初期化
要素数0の配列を作成する。

2. 要素の追加
配列に要素を追加する場合、まず現在の要素数を取得する。その後、現在の要素数が配列のサイズ以下であれば、指定された要素を配列の末尾に追加する。一方、現在の要素数がサイズを超えている場合は、新たな領域を確保し、既存の内容を移動させた後、新しい要素を追加する。

3. 要素の削除
配列から要素を削除する場合、削除される要素以降の全要素を一つずつ前にずらす。

まとめ

可変長配列は、プログラミングにおいて非常に重要なデータ構造の一つです。動的にメモリを確保することで、柔軟な要素数の変更や、必要以上のメモリ確保を回避することができます。動的配列を用いることで、より効率的なプログラムの実装が可能になります。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版