vCPU(仮想CPU)とは?
vCPUとは、クラウドコンピューティングにおいて仮想的に割り当てられるCPU(Central Processing Unit)のことを指します。クラウドコンピューティングでは、複数の仮想マシンを同じ物理マシン上で稼働させることができますが、その際に物理CPUに割り当てることができる仮想CPUがvCPUです。
vCPUは、物理CPUのコア数に比例して割り当てることができます。例えば、物理CPUが4コアの場合、最大でも4つのvCPUを割り当てることができます。また、vCPUを動的に割り当てたり、削除したりすることもでき、柔軟性があります。
クラウドコンピューティング時代の基本概念をわかりやすく解説
現代のITインフラストラクチャーは、クラウドコンピューティングが主流となっています。クラウドコンピューティングとは、ネットワークを介して必要なコンピュータリソースを提供するサービスのことです。従来のオンプレミス環境に比べて、柔軟性やスケーラビリティに優れ、コストの削減にも寄与しています。
クラウドコンピューティングには、主に3つのサービスモデルがあります。最も一般的なのは、IaaS(Infrastructure as a Service)です。これは、物理的なハードウェアやソフトウェアをオンライン上で提供するモデルで、vCPUが利用されます。PaaS(Platform as a Service)は、アプリケーションを開発・実行するためのプラットフォームを提供するモデルで、SaaS(Software as a Service)は、ソフトウェアをネットワーク通信を介して提供するモデルです。
まとめ
vCPUは、クラウドコンピューティングにおいて仮想的に割り当てられるCPUのことです。物理CPUに割り当てることができる仮想CPUであり、柔軟性が高く、動的に割り当てたり、削除したりすることができます。また、クラウドコンピューティングには、IaaS、PaaS、SaaSといったサービスモデルがあり、それぞれ異なった用途に利用されます。
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