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仮想デスクトップとは?
仮想デスクトップ(Virtual Desktop)とは、物理的なデスクトップ環境を模した、仮想的なデスクトップ環境のことです。つまり、クラウド上で動作する仮想環境に、操作したいデスクトップ環境を作成し、それをリモートで操作することができます。利用者は、クラウド上で提供されるデスクトップにリモート接続し、意図した操作を行うことができます。
仮想デスクトップの利点
仮想デスクトップの利点は多岐に渡りますが、主なものを以下にまとめてみました。
1.利用時間や場所に制約がない
自宅や外出先など、利用場所に制限がないことが、仮想デスクトップの大きな魅力の一つです。また、スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスから利用が可能であるため、利用時間にも制限がありません。
2.リモートでの作業が可能
仮想デスクトップを利用することで、企業に勤めている人やフリーランスの方など、リモートで業務を行うことが可能となります。また、複数の人が同じデスクトップ環境を共有することもできます。
3.コスト削減が可能
仮想デスクトップは、コンピューターやサーバー、ネットワーク機器などを自社で用意する必要がないため、コストを削減することができます。また、メンテナンスやセキュリティなど、システム運用にかかるコストも削減することが可能です。
仮想デスクトップの種類
仮想デスクトップには、大きく分けて以下の2種類があります。
1.VDI(Virtual Desktop Infrastructure)
VDIとは、仮想デスクトップ環境を提供するために必要なインフラストラクチャーのことです。VDIでは、一つのサーバー上で複数の仮想デスクトップ環境を動作させることができます。従来のクライアント・サーバー型のシステムに比べ、セキュリティ面で優れていることが特徴です。
2.DaaS(Desktop as a Service)
DaaSとは、クラウド上で仮想デスクトップを提供するサービスのことです。DaaSを利用することで、デスクトップ環境を利用するためのインフラストラクチャーを自社で用意する必要がありません。また、必要な分だけ仮想デスクトップを利用できるため、コストを削減することができます。
まとめ
仮想デスクトップは、場所や時間に制限がない、リモートでの作業が可能、コスト削減が可能など、多くの利点があります。また、VDIやDaaSといった種類もあり、企業やユーザーのニーズに合わせた選択が可能です。今後、ますます普及が進むことが予想されます。
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