ウイルス(コンピュータウイルス)とは?自己増殖する悪意あるプログラム

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ウイルスとは?

ウイルスとは、コンピュータやスマートフォンなどの電子機器に感染し、自己増殖しながら悪意のある行動を起こすプログラムです。ウイルスは、ほかのプログラムに感染しながら繁殖する特性を持ち、感染先の機器やデータを破壊したり、機器の操作を妨げたりすることがあります。

ウイルスの感染は、多くがインターネットや電子メールを通じて起こります。ウイルスは、ネット上で配布されたファイルやアプリケーション、メールの添付ファイルなどを介して感染することがあります。一度感染すると、ウイルスは自分自身を複製しながら他のファイルやアプリケーションに感染していきます。

ウイルスの種類

ウイルスには、さまざまな種類があります。代表的なものには、以下があります。

1. ファイル・インフェクション型ウイルス

ファイル・インフェクション型は、ファイルに感染し、そのファイルの実行時にウイルスが起動するようになっています。感染ファイル内に埋め込まれたウイルスが他のファイルに感染しながら拡散します。

2. ブートセクタ・インフェクション型ウイルス

ブートセクタ・インフェクション型は、ハードディスクのブートセクタに感染し、コンピュータを起動したときにウイルスが起動するようになります。ブートセクタにあるファイルシステムを複製したウイルスが感染先のブートセクタに書き込まれるため、感染するとデータが消去されることがあります。

3. マクロ型ウイルス

マクロ型は、Microsoft OfficeやAdobe Acrobatなどのソフトウェアに存在するマクロと呼ばれる自動化機能をつけた文書に感染します。感染した文書を開いたときに、マクロが自動的に起動してウイルスを感染させます。

ウイルス感染の対策

ウイルスからコンピュータを守るためには、以下のような対策が必要です。

1. セキュリティソフトの導入

セキュリティソフトをインストールし、ウイルスやマルウェアの検出・駆除、ウイルスの侵入をブロックすることが必要です。また、定期的な更新も行い、最新の脅威にも対応できるようにすることが大切です。

2. パスワードの設定

強固なパスワードを設定することで、不正アクセスや情報漏洩を防止できます。パスワードは定期的に変更し、他人に教えないようにすることも重要です。

3. ファイル共有の注意

不特定多数の人が利用できるファイル共有サービスは、ウイルス感染のリスクが高くなります。必ず信頼できるものを利用し、共有ファイルにもウイルスチェックを実施することが大切です。

4. メールの添付ファイルに注意

不特定多数の人からのメールには、ウイルスが隠された添付ファイルが含まれることがあります。メールの送信者が不明な場合は、添付ファイルを開かずに削除するようにすることが大切です。

まとめ

ウイルスは、ネット上で配布されたファイルやアプリケーション、メールの添付ファイルなどを介して感染し、自己増殖しながら悪意のある行動を起こすプログラムです。ウイルスからコンピュータを守るためには、セキュリティソフトの導入や強固なパスワードの設定、ファイル共有の注意、メールの添付ファイルに注意するなどの対策が必要です。

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