絶対パスとは?ファイルパスの表現方法の基本概念について解説する
ファイルの場所を指定するために使用されるファイルパスには、相対パスと絶対パスの2つの種類があります。今回は、その中でも絶対パスについて詳しく解説していきます。
絶対パスとは何ですか?
絶対パスとは、ファイルやディレクトリの位置をすべて記述し、ルートディレクトリからのパスを示す方法です。つまり、ハードディスクの最上層であるルートディレクトリから、指定したファイルまでの完全なパスを示します。OSによって表現方法は異なりますが、一般的には以下のような形式になります。
Windows: C:UsersUsernameDocumentssample.txt
Mac/Linux: /Users/Username/Documents/sample.txt
相対パスとの違いは何ですか?
絶対パスと相対パスの大きな違いは、絶対パスが完全なパスを示すのに対し、相対パスは現在の作業ディレクトリからの相対的なパスを示す点です。例えば、現在のディレクトリが「C:UsersUsernameDocuments」の場合、相対パスで「sample.txt」を指定すれば、「C:UsersUsernameDocumentssample.txt」という絶対パスが指定されたことになります。
絶対パスの表現方法について
絶対パスの表現方法は、OSと使用するファイルシステムによって異なります。Windowsでは、ドライブ名から始まる形式を使用し、「」で区切ってファイルを示します。MacやLinuxでは、ルートディレクトリ「/」から始まり、各ディレクトリを「/」で区切る形式を取ります。
絶対パスの利点
絶対パスは、現在の作業ディレクトリに関係なく、常に正確なファイルの場所を示すことができます。また、複数のフォルダの中に同じ名前のファイルがある場合にも、正確に指定することができます。しかし、相対パスに比べて長く複雑なため、覚えることが多くなります。
結論
絶対パスは、ルートディレクトリからファイルの完全な場所を示す方法であり、相対パスと異なり、現在の作業ディレクトリに依存しません。しかしその一方で、長く複雑で覚えることが多いという欠点もあります。必要に応じて、使い分けることが大切です。
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