配列(array)とは？
プログラミングにおいて、配列とは、データを一定の順序を持って連続して格納するためのデータ構造の一つです。データを順序立てて保管することで、データの管理や処理が容易になります。配列は、プログラムで扱う様々なデータを格納するために利用されます。
例えば、10人の生徒のテストの点数を配列に格納する場合、10個の変数を用意するのではなく、配列を使用することで、1つの変数で全ての点数を管理することができます。また、配列を利用すれば、データの検索や並び替え、操作などを容易に行えるため、プログラミングに欠かせない基本的な概念です。
配列の宣言方法
配列を宣言するには、以下のように、配列名と要素数を指定する必要があります。
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データ型[] 配列名 = new データ型[要素数];
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例えば、整数型の配列で要素数が10の場合は、以下のように宣言します。
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int[] scores = new int[10];
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また、要素数を指定せずに配列を宣言することもできます。
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int[] scores = new int[]{80, 90, 70, 60, 85};
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このように、初期値を指定する場合は、要素数を明示的に指定する必要はありません。
配列の操作方法
配列の操作方法には、要素の参照、変更、追加、削除などがあります。
まず、配列の要素にアクセスするには、以下のようにインデックスを指定します。
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int score = scores[0]; //0番目の要素を取得
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配列の要素を変更する場合は、以下のようにインデックスを指定し、新しい値を代入します。
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scores[0] = 90; //0番目の要素を90に変更
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配列に要素を追加する場合は、配列の要素数を変更して、新しい要素を追加します。
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int[] newScores = new int[11];
for(int i = 0; i < scores.length; i++){
newScores[i] = scores[i];
}
newScores[10] = 75; //新しい要素を追加
``` 配列から要素を削除する場合は、要素を削除したい場所以降の要素を全て一つ前に移動させ、要素数を1つ減らします。 以上が、配列の基本的な操作方法です。
まとめ
配列は、プログラミング言語におけるデータ管理の基本概念の一つであると同時に、プログラミングにおいて欠かせない重要な概念です。配列を正しく理解し、適切に活用することで、効率的なプログラミングが実現可能となります。以上、配列の基本的な概念と操作方法について解説しました。
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