EL式とは? – 式言語の基本構文と応用
プログラミング言語で頻繁に利用される「EL式(Expression Language)」は、JavaやJSPなどのWebアプリケーション開発においても多用されています。EL式は、変数の操作や条件式の評価、関数の呼び出しなど、プログラムの処理に必要な式を簡潔かつ直感的に記述することができます。本記事では、EL式の基本構文や使い方を解説し、実際の開発現場での応用例についても紹介します。
EL式の基本構文
EL式は、${}で囲んだ中に式を記述することで利用することができます。記述可能な式は、以下のようなものがあります。
- 変数の参照:${variable}
- 四則演算:${1 + 2 * 3}
- 文字列の連結:${“Hello” + “world”}
- 比較演算:${num1 > num2}
- 論理演算:${isTrue && isFalse}
- 三項演算子:${(condition) ? trueValue : falseValue}
- 関数の呼び出し:${fn:length(list)}
また、EL式では、JavaBeansのプロパティにアクセスすることもできます。以下は、JavaBeansのプロパティにアクセスするEL式の例です。
“`
${bean.property}
“`
EL式の応用例
EL式は、Webアプリケーション開発において様々な場面で利用されます。代表的な応用例を紹介します。
- 表示制御:JSP内で条件分岐を行う際に利用されます。
- データバインディング:フォーム入力時に、入力されたデータを扱う際に利用されます。
- テンプレートエンジン:HTMLテンプレート内で、動的に生成される要素を記述する際に利用されます。
- Spring Framework:Spring Frameworkでは、DI(Dependency Injection)において、EL式を用いることができます。
まとめ
EL式は、JavaやJSPなどのWebアプリケーション開発において、必須と言っても過言ではありません。本記事では、EL式の基本構文や使い方、応用例について解説しました。開発現場での実務経験に基づく、具体的な使い方を覚えておくと、より効率的なプログラミングにつながることでしょう。
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