基本選択法(選択ソート)とは?最小値を見つけて並び替えを行うソートアルゴリズム

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基本選択法(選択ソート)とは?最小値を見つけて並び替えを行うソートアルゴリズム

基本選択法(選択ソート)とは?

選択ソートは、ソートアルゴリズムの中でも基本的なアルゴリズムの一つです。基本選択法(選択ソート)は、未整列の配列の中から最小値を選び、その最小値を配列の先頭と交換することで、小さい値から順に並べ替えを行っていくアルゴリズムです。

選択ソートのアルゴリズムの流れ

選択ソートのアルゴリズムの流れは以下の通りです。

1. 未整列の配列の中から、最小値を見つける。
2. 最小値と配列の先頭を交換する。
3. 先頭以外の未整列の配列から最小値を見つけ、先頭と交換する。
4. 上記の操作を、配列の先頭から順に繰り返す。

このように、最小値を見つけて交換する操作を繰り返すことで、配列を小さい値から順に並べ替えます。

選択ソートのメリットとデメリット

選択ソートのメリットは、アルゴリズムが単純明快であることです。また、安定ソートであるため、同じ値が複数存在する場合でも、並べ替え後の順序が不変となります。

一方、デメリットとしては、比較回数が多いため、大量のデータをソートする場合には非常に効率が悪くなります。また、最悪の場合の計算時間が $O(n^2)$ であるため、大規模なデータの場合には遅いアルゴリズムとなります。

まとめ

基本選択法(選択ソート)は、未整列の配列から最小値を見つけて交換することで、小さい値から順に並べ替えを行うアルゴリズムです。単純明快なアルゴリズムであり、安定ソートであるというメリットがありますが、大量のデータをソートする場合には非常に効率が悪くなるデメリットもあります。

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