ビットレートと変動ビットレートとは?音声・動画の基本概念をわかりやすく解説

Explanation of IT Terms

ビットレートとは?

ビットレートとは、音声や動画のデータを表す単位です。1秒間あたりのデータ量をビット数で表したもので、kbps(キロビット/秒)やMbps(メガビット/秒)で表されます。ビットレートが高ければ高いほど、より高品質な音声や映像を再生することができます。

変動ビットレートとは?

変動ビットレートとは、音声や動画のビットレートが、再生中に変化することを意味します。変動ビットレートは、高品質な映像を再生しながら、データのロード時間を最小限に抑えることができます。特に、ストリーミングに最適です。

音声のビットレートについて

音声の場合、ビットレートは、サンプリング周波数と量子化ビット数によって決定されます。サンプリング周波数とは、音声信号をデジタル化する際、1秒間に何回の測定を行うかを表すものです。量子化ビット数とは、音声のレベルを何段階で表現するかを表すもので、より高い量子化ビット数であれば、より細かく音声のレベルを表現できます。

一般的にCD音質に相当するビットレートは、128kbps以上が必要です。また、高音質を求める場合は、256kbps以上のビットレートが必要です。

動画のビットレートについて

動画の場合、ビットレートは、画像の解像度、フレームレート、画像圧縮方式によって決定されます。解像度が高いほど、より多くの情報を処理する必要があり、ビットレートも高くなります。また、フレームレートが高い場合も同様です。

画像圧縮方式には、可逆圧縮方式と非可逆圧縮方式があります。可逆圧縮方式は、データの圧縮・展開が正確に行われるため、品質の劣化がありませんが、非可逆圧縮方式は、データの圧縮率が高くなる分、画質の劣化が発生することがあります。ビットレートが高くなるほど、非可逆圧縮方式を使用することが多くなります。

まとめ

ビットレートと変動ビットレートは、音声や動画の再生の品質や快適性に大きな影響を与えます。ビットレートが高いほど、より高品質な音声や映像を再生することができますが、ファイルサイズも大きくなります。一方、変動ビットレートは、ストリーミングに最適であり、高品質な映像を再生しながら、データのロード時間を最小限に抑えることができます。

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