バイトオーダー エンディアンとは?データ表現の基本概念をわかりやすく解説する

Explanation of IT Terms

バイトオーダーとエンディアンとは?

バイトオーダーとエンディアンは、コンピューターにおけるデータ表現の基本概念です。これは、コンピューターで扱う数値データが、どのように格納されるかを決定する重要な要素です。バイトオーダーとエンディアンの理解は、コンピュータープログラミングにおいて欠かせない知識です。

バイトオーダーは、コンピューターメモリ内での数値データの格納順序を指します。例えば、4バイトの整数値「12345678」をメモリに格納する場合、バイトオーダーによって以下のように格納されます。

– リトルエンディアン: 78 56 34 12
– ビッグエンディアン: 12 34 56 78

エンディアンは、バイトオーダーのうち、どのバイトから読み込まれるかを指します。リトルエンディアンでは、最低位のバイト(最も右側のバイト)から読み込まれます。一方、ビッグエンディアンでは、最高位のバイト(最も左側のバイト)から読み込まれます。また、エンディアンの名称は、小説「ガリヴァー旅行記」に登場する種族の名前(リルリプト、ビッグエンド)に由来しています。

バイトオーダー エンディアンを理解するための例

例として、2バイトの整数値「1234」を、リトルエンディアンとビッグエンディアンでどのように格納されるかを見てみましょう。

– リトルエンディアン: 34 12
– ビッグエンディアン: 12 34

このように、バイトオーダーとエンディアンの組み合わせによって、同じ値でもメモリ上での格納方法が異なります。これは、通信プロトコルなどでデータのやり取りを行う場合に大きな影響を与えます。

まとめ

バイトオーダーとエンディアンは、コンピューターにおけるデータ表現の基本概念であり、コンピュータープログラミングにおいて欠かせない知識です。リトルエンディアンとビッグエンディアンの組み合わせによって、同じ数値データでもメモリ上での格納方法が異なります。プログラマとして、バイトオーダーとエンディアンの理解が不可欠です。

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