DAS (Direct-Attached Storage) とは?サーバーに直接接続されたストレージ

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DAS (Direct-Attached Storage)とは?サーバーに直接接続されたストレージ

DAS (Direct-Attached Storage)とは、サーバーに直接接続されたストレージのことを指します。つまり、ハードディスクやSSDをサーバーに直接接続することで、容量の大きなデータの転送や処理を高速に行うことができる仕組みです。

DASは、サーバーとストレージが物理的に接続されるため、その性能は非常に高く、ストレージデバイスに対するアクセス速度が非常に速いことが特長です。また、サーバーとストレージが直接接続されるため、ネットワーク経由でのデータ転送の遅延やエラーが発生することもありません。

DASの利点

DASの最大の利点は、高速なデータ転送速度とアクセス速度です。サーバーとストレージが直接接続されるため、データ転送の遅延がほとんどなく、高速なデータ転送が可能になります。また、ストレージデバイスに対するアクセス速度も非常に速く、機密性が高いデータの読み書きがスムーズに行えます。

さらに、DASはシンプルで使いやすい仕組みであるため、導入や管理が簡単です。特に、小規模な企業や個人事業主にとっては、手軽に導入できるというメリットがあります。

DASの欠点

DASにはいくつかの欠点もあります。まず、データの共有ができないため、複数のユーザーで共有する場合には向いていません。また、サーバーに直接接続するため、サーバーが故障した場合にはストレージにアクセスできなくなってしまいます。

さらに、DASはサーバーに直接接続するため、サーバーから物理的に離れた場所に置くことができません。そのため、災害時のバックアップなどの対策には向いていません。

まとめ

DASは、サーバーとストレージが物理的に直接接続されることで高速なデータ転送とアクセス速度を実現する仕組みです。小規模な企業や個人事業主には手軽に導入できるというメリットがありますが、データの共有ができず、サーバーが故障した場合にはストレージにアクセスできなくなるといった欠点もあります。組織の規模や使用目的に合わせて、適切なストレージシステムを選択することが重要です。

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