ダイナミックNATとは?Network Address Translationの動的方式解説
ダイナミックNATとは?
ダイナミックNATは、Network Address Translation(ネットワークアドレス変換)の一種であり、プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換する際に使用されます。この方式は、プライベートIPアドレスがインターネットに接続されたデバイスの数よりも少ない場合に使用されます。ダイナミックNATは、ユーザー数が増えるにつれてパブリックIPアドレスを必要な分だけ動的に割り当てることができます。
ダイナミックNATの仕組み
ダイナミックNATは、ルーターが2つのIPアドレス(プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレス)を持っていることから始まります。プライベートIPアドレスを持つデバイスは、ルーターを介してインターネットにアクセスすることができます。ルーターは、デバイスから送信されたパケットのIPヘッダーを変更し、プライベートIPアドレスをパブリックIPアドレスに変換します。この変換には、NATテーブルと呼ばれるリストが使用されます。NATテーブルには、プライベートIPアドレス、パブリックIPアドレス、ポート番号などの情報が含まれています。
ユーザーがデバイスにアクセスする際、ルーターはNATテーブルを参照して、そのデバイスに割り当てられたパブリックIPアドレスとポート番号を返します。このパブリックIPアドレスとポート番号の組み合わせは、インターネット上で一意であるため、トラフィックが正しくルーティングされます。
まとめ
ダイナミックNATは、インターネットに接続されたデバイスの数がプライベートIPアドレスの数よりも少ない場合に使用されます。この方式では、パブリックIPアドレスを必要な分だけ動的に割り当てることができます。NATテーブルを使用して、デバイスから送信されたパケットを正しくルーティングし、インターネット上で一意なパブリックIPアドレスとポート番号の組み合わせを割り当てます。
ダイナミックNATは、インターネット上での通信を安全にするための重要な仕組みであり、多くの企業や組織で使用されています。
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