ダイナミックVLANとは?動的VLANの概念と設定方法
ダイナミックVLANとは?
ダイナミックVLAN(Dynamic VLAN)とは、ネットワーク上のデバイスの物理的な場所を考慮せず、そのデバイスが属するVLANを自動的に判別する技術です。これにより、ネットワーク管理者は、デバイスを移動させた場合でも手動でVLANの設定を変更する必要がなくなり、効率的なネットワーク管理が可能となります。
動的VLANの概念
ダイナミックVLANは、MACアドレス情報を利用してポートとVLANをマッピングします。ポートに接続されたデバイスのMACアドレスを自動的に学習し、その情報をもとにデバイスが属するVLANを決定します。例えば、VoIP端末が接続された場合、ダイナミックVLANはその端末が属するVoIP用のVLANに自動的に割り当てます。
設定方法
ダイナミックVLANを設定するには、スイッチ上で以下の手順を実行します。
1. VLANの作成
まず、使用するVLANを作成します。VLAN ID、名称、IP情報などを設定する必要があります。
2. ポートの設定
VLANを割り当てるポートを選択し、以下の設定を行います。
– ポートをアクティブにする
– 規定のVLANを設定する
– ダイナミックVLANを有効にする
3. ポートごとにダイナミックVLANを設定
ポートに接続されるデバイスのMACアドレスを学習するようにポートごとにダイナミックVLANを設定します。
以上の手順を実行することで、ダイナミックVLANを実現することができます。
まとめ
ダイナミックVLANは、ネットワーク管理者が手動でVLANの設定を変更する手間を省き、効率的なネットワーク管理を実現する技術です。設定方法も比較的簡単であるため、ネットワーク管理者はぜひ活用してみてください。
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