EHCIとは? – Enhanced Host Controller Interfaceの概要と役割
EHCIとは、USBにおけるホストコントローラーとデバイス間の通信を支援する高速かつ効率的なインターフェースのことです。
以前は、オリジナルのUSB 1.0では、ホストコントローラーとデバイスの間の通信はオープンホストコントローラーインターフェース(OHCI)によって行われていました。しかし、OHCIは低速であるため、USB 1.1の発表と共に、より高速で効率的なEHCIが作られました。
EHCIは、USB 2.0には欠かせないインターフェースであり、USBハードウェアアーキテクチャの中核であると言えます。EHCIは、高速で信頼性が高く、大容量のデータ伝送にも対応しています。また、いくつかの機能を備えており、それらの機能を使用することで、USB 2.0のパフォーマンスをさらに向上させることができます。
EHCIの役割
EHCIの主な役割は、USBホストコントローラーとUSBデバイスとの間での通信を効率的に行うことです。これは、複数のデバイスが接続された場合でも、帯域幅を最大限に活用し、高速かつ安定したデータ転送を実現することができます。
EHCIは、USBデバイスとホストコントローラーの間にDMA(Direct Memory Access)チャネルを提供することができます。これにより、EHCIがデータを受信した直後に、それをメモリに直接転送することができ、CPUの負荷軽減につながります。
さらに、EHCIは、USB 2.0において、接続されたデバイスの電源管理やリセット、USBデバイスの接続と切断、パフォーマンスの調整など、多くの機能を備えています。
まとめ
EHCIは、USBにおける高速かつ効率的な通信を支援するインターフェースであり、USBハードウェアアーキテクチャの中核であると言えます。EHCIが提供する多くの機能により、USB 2.0のパフォーマンスを向上させることができます。今後も、より高速で効率的な通信を実現するために、EHCIはさらに進化していくことでしょう。
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