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EIGRPとは?
EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)は、Ciscoシステムズによって開発された動的ルーティングプロトコルの一つです。EIGRPは、ルーティング表を維持することで、ネットワーク内のデータ転送を最適化する役割を持っています。
EIGRPは、フラットなネットワーク環境に最適なルーティングプロトコルです。EIGRPは、オープン標準であるOSPFに比べて、高速な収束時間と低いネットワークオーバーヘッドを実現しています。
EIGRPの利用方法
EIGRPを使用する場合、以下の手順に従って構成することができます。
ステップ1: EIGRPルーティングプロトコルを有効にする
EIGRPを使用する前に、ルーターでEIGRPプロトコルを有効にする必要があります。これは、以下のコマンドを使用して実行できます。
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Router(config)# router eigrp [AS番号]
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このコマンドでは、AS番号を指定する必要があります。AS番号は、EIGRPでルーティングするネットワークのグループを識別するために使用されます。
ステップ2: EIGRPネットワークを設定する
次に、EIGRPで使用するネットワークを設定する必要があります。これは、以下のコマンドを使用して実行できます。
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Router(config-router)# network [ネットワークアドレス]
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このコマンドでは、ルーティングするネットワークアドレスを指定する必要があります。
ステップ3: EIGRPルーティングパラメータを設定する
EIGRPで使用するルーティングパラメータを設定する必要があります。これは、以下のコマンドを使用して実行できます。
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Router(config-router)# metrics [パラメータ名]
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このコマンドでは、EIGRPで使用するパラメータ名を指定する必要があります。EIGRPで使用するパラメータには、帯域幅、信頼性、遅延、ロード、およびMTUなどがあります。
以上が、EIGRPを設定するために必要な手順です。EIGRPを実装することで、より効率的なネットワークルーティングを実現し、ネットワークのパフォーマンスを向上させることができます。
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