EPELとは?
EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)は、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)およびそのクローンであるCentOS、Scientific Linuxなどの企業向けLinuxディストリビューション向けに、追加のパッケージを提供するプロジェクトです。EPELは、CentOSの公式パッケージ管理システムであるyumによって管理されています。
EPELは、CentOSやRHELの公式リポジトリには含まれていない多くのパッケージを提供しており、Webサーバー、データベース、開発ツール、メールサーバー、仮想化など、多種多様な用途に対応しています。EPELには、3万を超えるパッケージが含まれており、導入が容易であり、多くの場合、機能追加に必要な手順が軽減されます。
EPELの使い方
EPELを使用するためには、まずEPELリポジトリをシステムに登録する必要があります。以下の手順で、CentOS 7でEPELリポジトリを登録します。
1. ターミナルを開きます。
2. sudo yum -y install epel-releaseを実行します。
3. システムは、EPELリポジトリを自動的にシステムに登録します。
EPELリポジトリは、登録後すぐに使用できます。例えば、Apache HTTP Serverをインストールする場合は、以下のコマンドを使用します。
1. sudo yum install httpdを実行します。
EPELは、CentOSやRHELの標準的なパッケージよりも最新版のパッケージを提供しており、更新される頻度も高いため、より安全で高機能なシステムを構築することができます。
まとめ
EPELは、RHELおよびCentOSなどの企業向けLinuxディストリビューション向けに追加のパッケージを提供するプロジェクトです。EPELリポジトリをシステムに登録することで、多種多様な用途に対応した多機能なシステムを構築することができます。EPELは、システムの機能向上に欠かせないツールとなるため、プロのライターとしては、EPELの使い方をしっかりと理解し、正しく解説することが求められます。
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