EtherChannelとは? – イーサチャネルの意味と使い方

Explanation of IT Terms

EtherChannelとは?

EtherChannelは、スイッチやルーター同士を効率的に接続するための技術で、Ciscoが開発したものです。複数の物理インターフェースを1つの論理インターフェースとして扱うことで、高速・冗長性・負荷分散などのメリットを提供します。

使い方

EtherChannelを使うと、複数の物理インターフェースを束ねて1つの論理インターフェースとして扱うことができます。これにより、帯域幅の合計を増やすことができます。また、1つのリンクに障害が発生しても、他のリンクが代替として機能するため、冗長性を高めることができます。

EtherChannelは、ルーターやスイッチ同士を接続する場合に特に有用です。たとえば、サーバー側とスイッチ側でEtherChannelを構成することで、帯域幅を拡張することができます。また、LACP(Link Aggregation Control Protocol)を使うことで、帯域幅の効率的な利用が可能になります。

設定方法

EtherChannelの設定方法は、以下のようになります。

1. 物理インターフェースの設定を行う
2. EtherChannelグループを作成する
3. EtherChannelポートの設定を行う

まず、インターフェースレベルでのEtherChannel設定を行います。これは、インターフェースごとに設定を行う必要があります。次に、EtherChannelグループを作成します。グループ番号は、1から65535までの範囲で指定することができます。最後に、EtherChannelポートの設定を行います。これにより、複数の物理インターフェースが1つの論理インターフェースとして扱われるようになります。

まとめ

EtherChannelは、複数の物理インターフェースを1つの論理インターフェースとして扱うことで、帯域幅の増加や冗長性の向上、負荷分散などのメリットを提供します。設定方法も比較的簡単であり、特にスイッチやルーター同士を接続する場合に有用です。

参考記事

参考サイト

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