FITとは?- 時間あたりの故障率の意味と計算方法

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FITとは?- 時間あたりの故障率の意味と計算方法

FITとは?

FITとは、Failure In Timeの略で、時間あたりの故障率を表す単位です。電子部品の信頼性試験においてよく使われる単位で、大量生産される電子部品の信頼性を確保するために欠かせない指標です。

FITの計算方法

FITの計算方法は以下の通りです。

FIT = (故障件数 ÷ 稼働時間) × 109

ここで、稼働時間は「部品が動作していた時間」と定義されます。また、109は、FITを単位時間あたりの故障件数(failures per billion hours)に変換するための係数です。

FITの例

例えば、ある半導体デバイスの信頼性試験で、100個の部品を1000時間稼働させたとします。この試験中に1個の部品が故障したとすると、FITは以下のように計算できます。

FIT = (1 ÷ 100,000) × 109 = 10

つまり、この半導体デバイスは10 FITの信頼性を持っているということになります。

FITの意義

FITは、電子部品の信頼性を評価するために欠かせない指標です。FITが小さければ小さいほど、部品の信頼性が高いということになります。また、FITは電子部品メーカーによって公開されることがあるため、顧客側からも製品の信頼性を理解するための重要な情報となります。

まとめ

FITは、時間あたりの故障率を表す単位で、大量生産される電子部品の信頼性を評価するために欠かせない指標です。FITは故障件数と稼働時間から計算することができ、FITが小さいほど、部品の信頼性が高いということになります。

参考記事

参考サイト

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