FlexATXとは?- マザーボードのフォームファクターの一つ
マザーボードは、パソコンの中でも最も重要なパーツの一つです。その中でも、フォームファクターと呼ばれる規格があります。フォームファクターは、マザーボードやケースのサイズ、形状、電源、拡張スロットなどが決められるもので、互換性がある規格同士でパーツを選ぶことができます。
FlexATXとは?
今回は、その中でも比較的小型でありながら、柔軟な構成が可能なフォームファクター「FlexATX」について解説します。
FlexATXは、ATXフォームファクターをベースにしたフォームファクターで、高さがATXに比べてかなり低くなっています。横幅と奥行きは同じATXサイズですが、高さは250mm×200mmとなっており、省スペース型のパソコンに最適です。
しかしながら、小型であるが故に、大型のグラフィックカードや拡張カードを増設することが困難です。そのため、FlexATXを採用する場合は、グラフィックカードや拡張カードなどの増設をしない設計が必要になります。
FlexATXのメリット
FlexATXの最大のメリットは、省スペース型のパソコンに最適なサイズであることです。例えば、小型のホームシアターPCや、オフィスで使うデスクトップPCに向いています。また、省エネルギーな設計を行いたい場合も、小型のパーツを使うことで熱の発生も少なくなります。
FlexATXのデメリット
一方で、FlexATXのデメリットもあります。先述したように、グラフィックカードや拡張カードが小型であるため、増設が難しいことが挙げられます。また、拡張性が低いため、将来的なアップグレードに対応できないことが問題となる場合もあります。
まとめ
FlexATXは、小型の省スペース型パソコンに適したフォームファクターです。そのため、ホームシアターPCやオフィスで使うデスクトップPCなどにおいて広く採用されています。しかし、その小型さゆえに、拡張性が低く増設が困難なことも覚えておく必要があります。
以上が、FlexATXについての解説でした。
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