FTサーバとは?- Fault Tolerant Serverの略称で、障害時にもサービスを継続する冗長化技術を採用したサーバのことを指す

Explanation of IT Terms

FTサーバとは?

FTサーバとは、Fault Tolerant Serverの略称で、障害時にもサービスを継続する冗長化技術を採用したサーバのことを指します。FTサーバを使用することで、システムが停止することなく、常に稼働させることができます。

FTサーバは、主に金融機関や医療機関など、システムの高可用性が求められる分野で採用されます。障害が発生した場合でも、すぐに代替サーバに切り替えて、サービス提供を継続することができます。

FTサーバの仕組み

FTサーバの冗長化技術は、主に以下の2つの方法で実現されます。

  • ハードウェア冗長化
  • ソフトウェア冗長化

ハードウェア冗長化では、サーバ自体に冗長性を持たせることで、障害時にも正常に稼働することができます。例えば、CPUや電源ユニット、ストレージドライブなどに冗長性を持たせることができます。

一方、ソフトウェア冗長化では、複数のサーバをクラスタとして構成し、障害が発生した場合に代替サーバに自動的に切り替えることができます。この方法を採用する場合、ハードウェアの冗長化と併用して使用します。

FTサーバのメリットとデメリット

FTサーバのメリットは、障害時にもサービス提供を継続できることです。これにより、ビジネス上の影響を最小限に抑えることができます。

一方、FTサーバのデメリットは、コストが高いことです。冗長化に必要なハードウェアやソフトウェアが必要であり、導入費用が高額になる場合があります。

また、FTサーバは高可用性を提供するため、通常のサーバよりも複雑な構成になっていることがあります。そのため、管理がしっかりできていない場合、逆に障害が発生しやすくなることがあります。

まとめ

FTサーバは、障害時にもサービス提供を継続できる冗長化技術を採用したサーバです。金融機関や医療機関など、高い可用性が求められる分野で採用されることが多く、ビジネス上の影響を最小限に抑えることができます。ただし、導入費用が高額になることや、複雑な構成になることにも注意が必要です。

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