FTTCとは?- Fiber To The Curbの略称で、建物の近くまで光ファイバーを敷設する方式

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FTTCとは?光ファイバー通信の最新技術

近年、光ファイバー通信において「FTTC」という言葉を耳にすることが増えています。FTTCとは、「Fiber To The Curb」の略称で、建物の近くまで光ファイバーを敷設する通信方式のことを指します。一体FTTCはどのようなもので、どのような利点があるのでしょうか。

FTTCとは

FTTCは、従来のADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やVDSL(Very High Bitrate Digital Subscriber Line)に代わる新しい光ファイバー通信技術です。FTTCでは、光ファイバーケーブルを建物までではなく、建物の近くの路地などに設置した通信基地局まで引き込むことで、高速かつ安定した通信環境を実現します。

FTTCの利点

FTTCの最大の利点は、建物に到達するまでの距離がADSLやVDSLよりも短いため、光ファイバーでの通信速度が安定しやすいことです。また、建物に光ファイバーを引き込む必要がないため、通信事業者側のコストも削減できます。さらに、FTTCは建物内に配線を敷設する必要がないため、マンションやビルなどの複数世帯住宅においても、よりスムーズな通信環境を実現することができます。

FTTCの普及状況

FTTCは現在、日本をはじめ世界各国で普及が進んでいます。特に、欧州諸国では建物の密集度が高いため、FTTC方式がより有効に働くことが期待されています。日本でも、都市部のマンションやビルにおいては、FTTH(Fiber To The Home)に代わる新たな通信方式として注目されており、今後ますます普及が進むことが予想されます。

以上が、FTTCについての解説です。光ファイバー通信の最新技術であるFTTCは、より高速で安定した通信環境を実現するために注目すべき技術です。

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