関数従属性とは?リレーショナルデータベースにおけるデータの依存関係

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関数従属性とは?リレーショナルデータベースにおけるデータの依存関係

リレーショナルデータベースにおいて、関数従属性とは、ある列(属性)の値が別の列の値に従属する関係を指します。つまり、ある列の値がわかれば、別の列の値も決まるという依存関係を表します。これは、データベースの正規化において、重要な概念となります。

たとえば、顧客情報を管理するデータベースがあるとします。顧客情報には、顧客ID、名前、住所、電話番号などが含まれます。この場合、顧客IDがわかれば、その顧客の名前や住所、電話番号なども特定できるため、顧客IDは他の列に関数従属性を持っていると言えます。

もう一つ例を挙げると、学生情報を管理するデータベースがあるとします。学生情報には、学籍番号、氏名、年齢、学年、所属学部などが含まれます。この場合、学籍番号がわかれば、その学生の氏名や所属学部、学年なども特定できるため、学籍番号は他の列に関数従属性を持っていると言えます。

関数従属性は、データベースの正規化において、冗長性を排除するために重要な役割を果たします。冗長性があると、データの整合性が維持できず、データの更新や変更が複雑化し、データベースの性能が低下することになります。

以上が、関数従属性とは何か、リレーショナルデータベースにおけるデータの依存関係についての簡単な解説です。

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