中間階調応答速度(GTG)とは?ディスプレイにおける表示速度の基本概念について解説する。

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中間階調応答速度(GTG)とは?

ディスプレイにおける表示速度を説明する上で、中間階調応答速度(GTG)は重要な概念の1つです。GTGとは、グレイからグレイへの色の変化が起こる時間のことを指し、一般的にはミリ秒単位で表されます。

GTGは、パソコンやテレビなどのディスプレイで動画を視聴したり、ゲームをプレイする際にとても重要な役割を果たします。GTGが速ければ、動画やゲームの動きがスムーズに表示され、ブレや残像が少なくなります。

GTGの重要性

GTGが重要な理由は、人間の目が非常に速く動くためです。光が瞳に入ると、約10ミリ秒で脳に到達します。そのため、GTGが10ミリ秒未満の場合、人間の目には滑らかな動きとして感じられます。

しかし、GTGが遅い場合、画面に移動する動きがブレたり、残像が残ったりして見えます。これが、フリッカーやストロボ現象と呼ばれる現象であり、視力を低下させる原因にもなります。

GTGの計測方法

GTGの計測方法は、各メーカーによって異なるため、比較することが難しいとされています。一般的には、グレイの切り替えにかかる時間を測定する方法が取られます。

しかし、GTGだけでディスプレイの性能を決定するわけではありません。ディスプレイのリフレッシュレートや解像度、色の再現性など、その他の要素も重要な役割を果たしています。

まとめ

GTGは、ディスプレイにおける表示速度の基本概念であり、動画やゲームの動きをスムーズに表示するために重要な要素です。GTGが速ければ、滑らかな動きを、遅ければブレや残像を引き起こすことがあります。ただし、GTGだけでディスプレイの性能を決めるわけではなく、リフレッシュレートや解像度などの要素も重要です。

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