半二重通信(ハーフデュプレックス)とは?データ通信の基本概念をわかりやすく解説

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半二重通信(ハーフデュプレックス)とは?

半二重通信(ハーフデュプレックス)は、通信方式の一つです。データの送受信を同じ通信路で行うため、一方向にしか通信ができないという特徴があります。

半二重通信は、通信路を使う方法によって分類されます。有線通信においては、イーサネットやRS-485などで利用されます。無線通信においては、車載無線やトランシーバーなどで利用されます。

半二重通信のメリットとデメリット

半二重通信のメリットは、必要な通信路が一方向のため、通信システムの構成が簡便になることです。また、帯域幅を半分に分割しなくてもよいため、通信量が少ない場合には有効な通信方式となります。

一方で、半二重通信にはデメリットもあります。通信路を使う方法によっては、同時に送信と受信を行うことができないため、通信の効率が下がってしまいます。また、通信が頻繁に切り替わる場合には、通信が遅れることがあるため、遅延が問題となる場合には向いていない通信方式です。

半二重通信の例

半二重通信は、イーサネットやRS-485などの有線通信、車載無線やトランシーバーなどの無線通信でよく利用されます。

たとえば、トランシーバーは、送信者が送信したデータを受信者に送るために一時的に通信を切断しなければならないため、半二重通信が利用されます。また、RS-485は、双方向通信ができないため、半二重通信が必要となります。

まとめ

半二重通信は、一方向にしか通信ができない通信方式の一つです。有線通信や無線通信においてよく利用されますが、同時に送信と受信を行うことができないため、通信効率が下がることがあります。ただし、通信量が少ない場合には有効な通信方式となる場合があります。

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