ハードウェアエンコードとは？映像・音声圧縮の基本技術をわかりやすく解説
ハードウェアエンコードとは？
ハードウェアエンコードとは、PCなどのソフトウェアによるエンコードではなく、専用のエンコーダーチップによって映像・音声を圧縮する技術です。ハードウェアエンコードを利用することで、高速処理が可能となり、リアルタイム性の高い映像・音声圧縮が可能となります。
映像・音声圧縮の基本技術
映像・音声の圧縮技術には、主に2つの方式があります。1つは「可逆圧縮」で、もう1つは「非可逆圧縮」です。可逆圧縮は、データを圧縮することで必要なストレージを節約することができますが、データを再生するためには必ず圧縮を解除する必要があります。一方、非可逆圧縮は、一度圧縮されると元の状態には戻せなくなりますが、解凍する際に必要な演算が少なく、リアルタイム性の高い映像・音声圧縮に適しています。
ハードウェアエンコードの利点
ハードウェアエンコードの主な利点は、高速処理と消費電力の低減です。CPUやGPUを使ったソフトウェアエンコードは、処理が重くなると処理速度が低下し、消費電力も大きくなります。しかし、ハードウェアエンコードを使うことで、処理速度を向上させ、高品質かつリアルタイムで圧縮が行えます。また、消費電力を低減することで、モバイルデバイスなどのバッテリー駆動時間を延ばすことができます。
まとめ
ハードウェアエンコードは、ソフトウェアエンコードに比べて高速かつリアルタイムでの映像・音声圧縮が可能です。また、消費電力が低いため、モバイルデバイスなどの省電力にも適しています。可逆圧縮と非可逆圧縮についても理解し、適切に利用することが重要です。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版