HSDPA(Dual Channel HSDPA)とは?高速データ通信技術を解説

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HSDPA(Dual Channel HSDPA)とは?高速データ通信技術を解説

はじめに

現在、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が普及し、インターネット利用が急速に拡大しています。そのため、高速で安定した通信環境が求められるようになってきました。そこで登場したのが、HSDPA(Dual Channel HSDPA)です。

本記事では、HSDPAについて詳しく解説します。

HSDPAとは?

HSDPAは、「High Speed Downlink Packet Access」の略称で、3.5Gとも呼ばれる高速データ通信技術の1つです。HSDPAは、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)という方式をベースにし、回線を効率的に使い、高速化を実現しています。

従来の3G通信では、ダウンリンク最大速度が384kbpsでしたが、HSDPAでは最大14Mbpsの通信速度を実現できます。しかし、HSDPAの場合、通信速度は基地局から端末への向き(ダウンリンク)だけでなく、端末から基地局への向き(アップリンク)でも高速化されるため、よりスムーズな通信が可能になりました。

Dual Channel HSDPAとは?

Dual Channel HSDPAは、HSDPAの改良版で、2つのキャリアを同時に使用することで、最大42Mbpsの通信速度を実現することができます。つまり、通常のHSDPAよりも2倍以上の高速化を実現しています。

なお、Dual Channel HSDPAを利用するためには、対応する端末と基地局が必要です。現在、日本ではNTTドコモのXi(クロッシィ)やSoftBankのSoftBank 4Gなどで提供されているため、高速な通信環境を利用したい場合は、対応する端末やプランの契約が必要です。

まとめ

HSDPAは、従来の3G通信よりも高速でスムーズな通信が可能になる技術であり、Dual Channel HSDPAではさらに高速化を実現しています。ただし、対応する端末やプランの契約が必要なため、利用する際には注意が必要です。

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