インバンド管理(in-band management)とは?ネットワーク管理手法
インバンド管理の概要
インバンド管理とは、ネットワーク機器の設定や監視を行うために、通信回線と同じパスを利用する手法のことを指します。通信回線を利用するため、専用の制御回線などを用意する必要がなく、比較的簡単にネットワーク機器の管理を行えるというメリットがあります。
インバンド管理は、一般的にはSNMP(Simple Network Management Protocol)やCLI(Command Line Interface)を利用します。SNMPは、ネットワーク機器から情報を取得したり、設定を変更したりするためのプロトコルであり、CLIはコマンドを入力することでネットワーク機器の設定を行う方法です。
インバンド管理の利点
インバンド管理には、次のような利点があります。
– 通信回線を利用するため、専用の制御回線などを用意する必要がなく、比較的簡単にネットワーク機器の管理を行える。
– SNMPやCLIを利用するため、ネットワーク機器の管理に必要な知識を持ったエンジニアが比較的容易に操作できる。
– ネットワークの問題を迅速に発見し、解決することができる。
インバンド管理の欠点
インバンド管理には、次のような欠点があります。
– 通信回線を利用するため、通信帯域を占有してしまう可能性がある。
– 通信回線が故障した場合、ネットワーク機器の管理ができなくなる。
まとめ
インバンド管理は、通信回線を利用することでネットワーク機器の管理を行う手法です。簡単に操作ができるため、多くの企業で利用されています。しかし、通信帯域を占有してしまうことや、通信回線が故障した場合のリスクがあることは注意が必要です。
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