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命令キャッシュとインストラクションキャッシュとは?コンピューター処理速度向上の秘密を解説
コンピューターの処理速度向上に欠かせない命令キャッシュとインストラクションキャッシュについて、解説していきます。
命令キャッシュとは?
命令キャッシュとは、CPUが次に実行する命令を事前に読み込んで、待機している時間を減らすためのキャッシュです。CPUが次に実行する命令は、大抵、前の命令の結果で決まるため、命令キャッシュによって次の命令を待つ時間が大幅に短縮されます。命令キャッシュはCPUに内蔵されており、高速なアクセスが可能です。
インストラクションキャッシュとは?
インストラクションキャッシュは、命令キャッシュと同様にCPUが次に実行する命令を事前に読み込んで、待機している時間を減らすためのキャッシュですが、命令キャッシュとは異なり、命令が格納されているメモリーから直接読み込みます。インストラクションキャッシュは、命令を格納しているメモリーと比べて、高速なアクセスが可能です。
命令キャッシュとインストラクションキャッシュがコンピューター処理速度に与える影響
命令キャッシュとインストラクションキャッシュによって、CPUが待機する時間が大幅に短縮されるため、コンピューターの処理速度が向上します。また、CPUがメモリーからデータを取得する回数が減るため、メモリーの負荷が軽減されます。
以上が、命令キャッシュとインストラクションキャッシュの解説でした。コンピューターの処理速度向上に欠かせない重要な要素ですので、理解しておくことはプログラマーやエンジニアにとって非常に重要です。
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