JIS区点コードとは?コンピュータ文字表現の基本概念をわかりやすく解説します
「JIS区点コード」とは、コンピュータ内で文字や記号を扱うための表現方式であり、日本工業規格(JIS)によって規定されています。JIS区点コードは、文字集合を区分けした「区」と、区別するための番号である「点」からなる表現です。
JIS区点コードは、主に日本語の文字表現に用いられます。日本語には漢字、ひらがな、カタカナなど多様な文字があり、それぞれにJIS区点コードが割り当てられています。例えば、「あ」のJIS区点コードは「1B 21 28」であり、「ア」は「1B 21 29」になります。
JIS区点コードは、文字をコンピュータ内で扱うための基本的な概念であり、プログラミングやテキスト編集などで欠かせないものです。
JIS区点コードの変換方法
JIS区点コードは、一般的には16進数で表現されます。しかし、人間が直観的に理解することができるのは、文字列として表現された文字です。そのため、JIS区点コードを人間が読める文字に変換する方法が必要です。
JIS区点コードを変換するには、エンコーディング方式と呼ばれる処理が必要です。エンコーディング方式には、Shift_JIS、EUC-JP、UTF-8などがあります。これらの方式には、それぞれの文字コードに対応した変換テーブルがあります。
例えば、Shift_JISの場合、JIS区点コード「1B 21 28」は「あ」という文字に変換されます。EUC-JPの場合は「あ」のJIS区点コードが「A4 A2」であり、UTF-8の場合は「あ」のJIS区点コードが「E3 81 82」に変換されます。
JIS区点コードの応用
JIS区点コードは、印刷や電算機への入出力、テキスト編集など、様々なシステムで使用されています。特に、日本語のWebページ作成や、プログラム内での文字列操作などで必要不可欠な存在です。
また、JIS X 0208という日本語の文字コード規格では、JIS区点コードに含まれる漢字の一覧が定められています。これにより、日本語の文字表現が常にJIS区点コードで表現可能であることが保証されています。
まとめ
JIS区点コードは、日本語の文字表現に用いられるコンピュータ内での表現方法の一つであり、エンコーディング方式によって変換することができます。JIS区点コードは、Webページ作成やプログラミングなど、様々なシステムで使用される基本概念であり、理解しておくことは非常に重要です。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版