JNDI(Java Naming and Directory Interface)とは?ディレクトリサービスの基本概念をわかりやすく解説

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JNDI(Java Naming and Directory Interface)とは?

JNDIとは、Java Naming and Directory Interfaceの略称で、JavaプログラムからディレクトリサービスにアクセスするためのAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)です。具体的には、Javaアプリケーションからディレクトリに登録されたオブジェクトやリソースにアクセスするために使用されます。JNDIは、Java EE(Java Platform, Enterprise Edition)で標準化されており、ディレクトリサービスを利用するアプリケーションのポータビリティを高めることができます。

ディレクトリサービスの基本概念

ディレクトリサービスとは、情報を管理するための中央集権的なシステムです。このシステムは、ディレクトリと呼ばれる木構造を持っており、ディレクトリ内に格納された情報は、一意な名前(ディレクトリエントリ)で識別されます。ディレクトリサービスは、コンピュータネットワーク上での検索、識別、管理、およびアクセスを容易にするために設計されています。

ディレクトリサービスは、データを中央管理することによって、コンピュータネットワークにおけるインフラストラクチャの管理を簡素化することができます。また、ディレクトリサービスは、アプリケーション開発者がシステムのセキュリティを強化するために利用されることがあります。

JNDIの役割と利用方法

JNDIは、JavaプログラムがディレクトリにアクセスするためのAPIを提供します。具体的には、JNDIを使用することで、ディレクトリからオブジェクトやリソースを参照することができ、そのオブジェクトやリソースをJavaアプリケーションで利用することができます。

JNDIを使用するためには、いくつかの手順が必要です。最初に、アプリケーションに必要なディレクトリサービスを識別する必要があります。次に、JNDI APIを使用して、ディレクトリ内のオブジェクトやリソースにアクセスするために必要な情報を取得します。最後に、アプリケーションは取得した情報を使用して、ディレクトリ内のオブジェクトやリソースにアクセスすることができます。

以上が、JNDI(Java Naming and Directory Interface)とディレクトリサービスの基本概念、およびJNDIの役割と利用方法についての解説です。JNDIを使用することで、Javaアプリケーションからディレクトリサービスにアクセスすることができ、アプリケーションのポータビリティを高めることができます。

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