JSONPとは?Webデータ交換の基本概念をわかりやすく解説
JSONとは?
JSON(JavaScript Object Notation)は、Webアプリケーションでデータを交換するためによく使われる軽量なデータ形式です。JSONはJavaScriptオブジェクトの形式でデータを表現し、人間にとって読みやすく、コンピュータにとってもパースしやすい特徴があります。
JSONPとは?
JSONP(JSON with Padding)は、JSONの一種で、跨ドメインAjax通信時の制約を回避するために使われます。同一オリジンポリシーによって、異なるドメイン間の通信が制限されることがありますが、JSONPはこの問題を解決するために開発されました。
通常、ブラウザは異なるドメインからのAjaxリクエストをブロックします。しかし、JSONPでは、別のドメインからのJavaScriptのファンクションリクエストを利用して、データを取得します。JSONPでは、サーバーがレスポンスとして、JavaScriptの関数を返し、その関数にJSONデータをパラメータとして渡します。こうすることで、異なるドメイン間でのデータ交換が可能になります。
JSONPの利点
JSONPにはいくつかの利点があります。一つは、同一オリジンポリシーによって引き起こされるAjax通信の制約を回避できることです。また、JSONPはクロスドメインに対応しており、多様なWebサイトのAPIとの連携が行いやすくなります。さらに、JSONPは比較的簡単に実装できるため、効率的なデータ交換を行いやすくなります。
まとめ
JSONPは異なるドメイン間のAjax通信の問題を解決するためのJSONの一種です。異なるドメイン間のデータ交換を可能にすることで、Webアプリケーションの開発を支援します。JSONPは簡単に実装でき、多様なWebサイトのAPIとの連携が行いやすいため、Webデータ交換の基本的な概念として知っておくべきです。
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