L2TP/IPsecとは?インターネットセキュリティの基本概念をわかりやすく解説
インターネット上でデータをやり取りする際に、セキュリティを確保することが重要です。特にビジネスなどで重要な情報を扱う場合は、情報漏えいやクラッキングなどのリスクがあるため、セキュリティ対策が欠かせません。そこで、L2TP/IPsecという技術が使われます。
L2TP/IPsecとは、インターネット上でVPN接続を行うための一般的なプロトコルのひとつです。L2TPは「Layer 2 Tunneling Protocol」の略であり、IPsecは「Internet Protocol Security」の略称です。L2TPは、トンネルを使って、2つのネットワークを接続することができ、IPsecは暗号化と認証でデータを保護することができます。
L2TP/IPsecは、インターネットで大量の情報をやり取りする場合には、特に有効です。通常のインターネット接続では、データは暗号化されずに送信されているため、中間にいるハッカーによって傍受されることがあります。しかし、L2TP/IPsecを使用することで、データを暗号化して送信するため、傍受される心配がありません。
また、L2TP/IPsecは、PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)に比べて、よりセキュアな接続が可能です。PPTPは比較的早く接続できるため、速度が求められる場合には選ばれることもありますが、L2TP/IPsecの方がセキュリティに優れているため、より高いセキュリティが求められる場合にはL2TP/IPsecを使用することが推奨されます。
以上のように、L2TP/IPsecはインターネットセキュリティにおいて非常に重要な技術です。ビジネスなどで機密情報を扱う場合には、必ずL2TP/IPsecを使用することをおすすめします。
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