LD(論理ディスク)とは?コンピュータストレージの基本概念をわかりやすく解説

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LD(論理ディスク)とは?コンピュータストレージの基本概念をわかりやすく解説

LDとは?

LD(論理ディスク)とは、コンピュータのストレージ管理上で、物理ディスクを論理的に分割し、その一部分を使って作成された仮想的なディスクのことを指します。つまり、物理的に存在するディスク上に、論理的に複数のディスクを作り出すことができる仕組みです。

LDのメリット

LDを使用することによって、複数の物理ディスクを、論理的に一つのディスクのように使うことができます。そのため、データを保管するために必要な容量が大きくなっても、新しい物理ディスクの追加を行い、LDとして結合することで簡単に容量を拡張することができます。また、障害が発生した際には、別の物理ディスクにデータを転送することでシステムの継続性を保つことができます。

LDの種類

LDには、以下のように種類があります。

– RAID 0 : 複数の物理ディスクを結合して、高速なストレージ機能を提供する方式。
– RAID 1 : ミラーリングと呼ばれる方式で、複数の物理ディスクに同じデータを保存しミスマッチを防ぎます。
– RAID 5 : データストリッピングという技術を用いて、複数の物理ディスクを使ってデータを保存する方式。
– RAID 6 : RAID 5と同じように、データストリッピングを用いてデータを保存する方式ですが、より高い耐障害性を持っています。

まとめ

LD(論理ディスク)は、物理的には複数のディスクが存在しているものの、論理的には一つのディスクとして認識できる仕組みです。LDを利用することで、容量の拡張やシステムの継続性を確保することができます。また、LDにはRAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6などの種類があり、目的に応じて使い分けることが重要です。

参考記事

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