リニアサーチ(線形探索)とは?
リニアサーチ、または線形探索とは、配列やリストなどのデータ構造から目的のデータを探し出すアルゴリズムの一つです。リストの先頭要素から順番に探索を進め、目的のデータが見つかるまで続けます。目的のデータが見つからなかった場合は、最後の要素まで探索したことになります。
リニアサーチは、単純なアルゴリズムであり、実装が容易であるというメリットがあります。しかし、要素数が多い場合には処理時間がかかり、効率が悪くなることが欠点です。
アルゴリズムの基本概念を分かりやすく解説
アルゴリズムとは、計算上の問題を解決する手続きです。コンピュータに対して具体的な手順を指示することで、問題を解決します。
アルゴリズムの基本概念には、「入力」「出力」「正当性」「効率性」があります。
「入力」とは、アルゴリズムに与えられるデータです。データの種類や数、形式が問題によって異なります。
「出力」とは、アルゴリズムが解決する問題に対する答えです。出力の形式や内容は問題によって異なります。
「正当性」とは、アルゴリズムが問題を解決するために正しい手順を指示しているかどうかを示すものです。入力に対して出力が正しく得られることが求められます。
「効率性」とは、アルゴリズムが問題を解決するために必要な計算量や時間、メモリの使用量などが適切であるかどうかを示すものです。効率性が高いアルゴリズムほど、処理時間やメモリの使用量が少なくて済み、高速な処理が可能になります。
以上が、アルゴリズムの基本概念です。
リニアサーチの実装例
以下は、Pythonでのリニアサーチの実装例です。
“`python
def linear_search(data, target):
for i in range(len(data)):
if data[i] == target:
return i
return -1
“`
引数の`data`には、リストや配列などの探索対象のデータが渡されます。引数の`target`には、探すべきデータが渡されます。
`for`ループで、`data`の先頭要素から順番に探索を進めます。データが見つかったら、その要素のインデックスを返します。データが見つからなかった場合には、`-1`を返します。
以上が、リニアサーチの基本的な実装例です。
参考記事
合わせて読みたい
【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版