MAC(メディアアクセス制御)とは?ネットワーク通信の基本概念を分かりやすく解説

Explanation of IT Terms

MACとは?

MAC(Media Access Control)とは、ネットワーク通信において、各ノードが固有に持つ識別子(物理アドレス)で、ネットワーク内で通信を行う際に使用されます。MACアドレスは、通信の際に必要なアドレスであり、データリンク層の制御によって、ネットワーク内でノードを識別するために使用されます。

ネットワーク通信の基本概念

ネットワーク通信には、データの送信や受信をするために、対象となるデバイス同士が通信したいときに、どちらがデータを送信するか、どうやってデータを送信するかなどの制御が必要です。この通信制御方法を「メディアアクセス制御(MAC)」と呼びます。

MACには、主に2つの方式があります。1つは「CSMA/CD方式」、もう1つは「トークン方式」です。

CSMA/CD方式は、複数のデバイスが同時に通信しようとした場合、優先的に通信可能なデバイスを決定し、そのデバイスだけが通信を行う方式です。通信中に他のデバイスが送信を試みた場合は衝突が発生し、再送信する必要があります。

トークン方式は、データの送信権を持つ「トークン」というデータ枠を論理的にネットワーク内を回して受け取ったデバイスが通信する方式です。トークンが回ってくるまで待ち、トークンを受け取ることができるとデータの送信権を得ることができます。

まとめ

MACとは、ネットワーク通信において、各ノードが固有に持つ識別子であり、データリンク層の制御によって、ネットワーク内でノードを識別するために使用されます。ネットワーク通信には、CSMA/CD方式やトークン方式など、様々な方式がありますが、MACはその中でも特に重要な役割を担っています。

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