マトリクス(matrix)とは?数学やプログラミングの基本概念をわかりやすく解説

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マトリクス(matrix)とは?

マトリクスは、数学やプログラミングなどの理論分野において、非常に重要な基本概念です。単に「行列」とも呼ばれ、数値や記号を格子状に並べたものであり、さまざまな計算や処理を行うための基礎となる概念です。

マトリクスは、様々な場面で使用されます。例えば、計算機科学では、マトリクスを用いてグラフィックスや画像処理、音声処理などを行うことができます。また、統計学や物理学、経済学など、各種分野でもマトリクスは重要な役割を担っています。

マトリクスの基本概念

まず、マトリクスは、縦方向にm行、横方向にn列の数値または記号の集合で表されます。その数値や記号は、各要素と呼ばれ、aijのようにi行j列にある要素を表します。また、m×nのように表記します。

マトリクスは、次のように表現されます。

begin{pmatrix}
a_{11} & a_{12} & cdots &a_{1n}\
a_{21} & a_{22} & cdots &a_{2n}\
vdots & vdots & ddots &vdots \
a_{m1} & a_{m2} & cdots &a_{mn}
end{pmatrix}

上記の式は、行列Aにおける、第i行j列の要素をaijと表記したものです。

マトリクスの演算

マトリクスは、加算や減算、乗算、逆行列などの演算を行うことができます。

まず、マトリクスの加算と減算は、対応する要素同士の加算や減算を行うことで実現されます。

次に、マトリクスの乗算は、以下の式に基づいて行われます。

A × B = C

ここで、AとBはそれぞれ、m×nとn×pのマトリクスである場合、Cはm×pのマトリクスとなります。

最後に、逆行列は、以下の式で求められます。

AA-1 = A-1A = I

ここで、Iは単位行列で、主対角線上に1が並び、それ以外の要素は0となっています。

これらの演算は、マトリクスの基礎となる知識であり、様々な理論分野で応用される基本概念です。

参考記事

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