「最大セグメントサイズ (MSS)」とは? – TCP/IPプロトコルにおけるパケットの最大サイズについて解説

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最大セグメントサイズ (MSS) とは?

最大セグメントサイズ (MSS) とは、TCP/IPプロトコルにおけるパケットの最大サイズを表す値です。MSSは、TCP接続を確立する際のハンドシェイクの中で、両端のホスト間で合意されます。通信する端末ごとに異なるMSSが設定され、通信が行われる際には、MSSを超えないパケットで通信が行われます。

TCP/IPプロトコルとは?

TCP/IPプロトコルは、インターネットやローカルネットワークなどで通信を行うためのプロトコルです。TCP/IPプロトコルは、パケット交換方式を採用しており、通信する端末間でパケットをやり取りして通信を行います。

MSSが重要な理由

MSSは、パケットの最大サイズを表す値です。通信時には、MSSを超える大きなパケットを送信することはできません。MSSの値が小さい場合、通信速度が低下する可能性があります。そのため、MSSの値を適切に設定することが通信速度の向上に繋がります。

MSSの設定方法

MSSは、TCP接続のハンドシェイクの中で、両端のホスト間で合意されます。具体的には、クライアントからサーバーへのSYN (synchronize) パケットに含まれるオプションフィールドにMSSの値が含まれています。この値がサーバーに到達すると、サーバーは自身のMSSの値を返信することで、両端でMSSの値が合意されます。

まとめ

最大セグメントサイズ(MSS)は、TCP/IPプロトコルにおいて、パケットの最大サイズを表す値です。MSSの設定は、通信速度の向上に重要な役割を果たします。MSSの設定値を適切に調整することで、快適な通信環境を提供することができます。

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