「最頻値 (モード)」とは? – 頻度が最も高い値を示す統計学用語について解説

Explanation of IT Terms

最頻値 (モード) とは?

最頻値 (モード) とは、統計学においてデータの集合の中で最も頻繁に現れる値を指します。単純に言えば、データの中で一番多く出現する値を示す統計学用語です。

例えば、あるクラスのテストの点数が以下のようになっている場合、最頻値は「80点」になります。

  • 65点
  • 70点
  • 80点
  • 80点
  • 85点

最頻値は、平均値や中央値と並んで、データ分析において重要な指標となります。

最頻値の求め方

最頻値を求める方法は、以下の手順で行うことができます。

  1. データを昇順または降順に並べる。
  2. 同じ値を持つデータをグループ化し、各グループの出現回数を数える。
  3. 最も出現回数が多いグループの値が最頻値となる。

例えば、先程のテストの点数の場合、以下のように求めることができます。

  1. 65点、70点、80点、80点、85点の順に並べる。
  2. 65点:1回、70点:1回、80点:2回、85点:1回。
  3. 出現回数が最も多い80点が最頻値となる。

最頻値の意義

最頻値は、データの分布状況を把握するための指標として利用されます。例えば、商品の販売数がグラフで表された場合、最頻値が分かることで、どの商品が人気があるのか、どの時期に需要が増えるのかなど、販売戦略を立てる上での重要な情報を得ることができます。

また、統計学以外にも、人文・社会科学など、様々な分野で最頻値が用いられています。

まとめ

最頻値は、データの中で最も頻繁に現れる値を示す統計学用語です。最頻値を求める方法は、データをグループ化し、出現回数が最も多いグループの値を求めることです。最頻値は、データの分布状況を把握するための重要な指標となり、様々な分野で用いられています。

参考記事

参考サイト

合わせて読みたい

【Google Chrome】右クリックで翻訳がでなくなった時の対策方法の決定版