MPRTとは?動く映像の応答速度の基本概念を親切に解説しましょう
MPRTとは
MPRTとは、Moving Picture Response Time(動画応答速度)の略称です。つまり、液晶ディスプレイやテレビなどで動く映像を表示する際の応答速度を示す指標です。MPRTは、応答速度のうち、画素の発光と消灯のスピードを表しています。
応答速度の重要性
液晶や有機ELのような画面表示方式では、画素の発光と消灯の速度が遅いほど、動く映像の表示に遅延が生じてしまいます。そのため、応答速度が速いほど、動く映像の表示が滑らかで遅延が少なく、高品質な映像を表示することができます。
MPRTとグレートゥーグレー
MPRTの値は、グレートゥーグレー(GtG)の値と異なります。グレートゥーグレーとは、画素が一度変化した後に再び元の色に戻るまでの時間を示す指標であり、応答速度の一部を表しています。一方、MPRTは、画素の発光と消灯のスピードを表しています。そのため、MPRTの値が低いほど、動く映像の表示が滑らかになり、より高品質な映像を表示することができます。
応答速度の数値と適正値
応答速度の数値は、1秒間に画素の発光と消灯が何回行われるかを示す値であるヘルツ(Hz)で表されます。一般的な液晶ディスプレイの応答速度は、60~144Hz程度であり、映像表示には十分な値といえます。
しかし、プロ向けのゲーミングモニターやVRデバイスなどでは、応答速度が1ms未満になることが求められます。通常のPCユーザーであれば、60~144Hzの応答速度が適していると言えます。
まとめ
MPRTは液晶ディスプレイやテレビなどの動く映像表示において、応答速度を示す重要な指標です。応答速度が速いほど、動く映像の表示が滑らかで高品質な映像を表示することができます。一般的な液晶ディスプレイの応答速度は60~144Hz程度であり、通常の使用には十分な値ですが、プロ向けのゲーミングモニターやVRデバイスでは、1ms未満の応答速度が求められます。
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