マルチAZ (Multi-AZ)とは?AWSにおける高可用性の基本概念を解説

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マルチAZ (Multi-AZ)とは?AWSにおける高可用性の基本概念を解説

AWS (Amazon Web Services)は、世界中の企業や個人が利用するクラウドサービスの一つで、高い信頼性と拡張性を備えています。そして、その中でも高可用性を実現するために欠かせないのが「マルチAZ (Multi-AZ)」です。

マルチAZは、AWSで提供される一つの機能で、データベースを複数のアベイラビリティーゾーンに配置し、障害のあった場合でも自動的に別のアベイラビリティーゾーンに切り替えることができます。つまり、1つのアベイラビリティーゾーンに障害が発生した場合でも、別のアベイラビリティーゾーンでサービスを継続することができるのです。

マルチAZの仕組み

マルチAZは、AWS内に存在する複数のアベイラビリティーゾーンに、データベースを同期させることで実現されます。「同期」とは、データを複数の場所で常に更新しながら同じ情報を保持することで、障害発生時に短時間でデータベースを復元することができます。

マルチAZによって、データベースの障害時に自動的に別のアベイラビリティーゾーンに切り替わるため、ユーザーからのアクセスが途切れることがありません。また、マルチAZによってデータの冗長性が高まるため、データ保存の信頼性も高くなるため、ビジネスコンティニュイティ (BCP) の観点からも非常に重要な機能となっています。

マルチAZのメリット

マルチAZを導入することで、以下のようなメリットがあります。

– 高可用性: アベイラビリティーゾーンの障害に対して強い耐性を持ち、障害時にもサービスを継続することができます。
– 自動的な切り替え: 障害発生時には自動的に別のアベイラビリティーゾーンに切り替わるため、ユーザーアクセスが途切れることがありません。
– データ保全性: データの冗長性が高まるため、データ保存の信頼性も高くなり、BCPの観点からも非常に重要な機能となります。

まとめ

AWSにおいて、高可用性を実現するために欠かせないのがマルチAZです。マルチAZは、複数のアベイラビリティーゾーンにデータベースを配置し、自動的に切り替えることで高い信頼性を実現します。ビジネスコンティニュイティを考慮する上でも非常に重要な機能ですので、AWSを利用する際にはマルチAZの導入を検討することを強くお勧めします。

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