multipart/form-dataとは?データ送信の基本概念をわかりやすく解説

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multipart/form-dataとは?データ送信の基本概念をわかりやすく解説

multipart/form-dataとは?

Webアプリケーションの開発において、データの送信は必須の機能です。その中でも、multipart/form-dataという方法があります。multipart/form-dataとは、テキストデータ以外に、画像や動画などのバイナリデータを含めたフォームデータを送信するための方法です。通常のデータ送信フォーマットの中で、最も一般的な方法と考えられています。

multipart/form-dataの使われ方

multipart/form-dataは、主にHTMLのフォームで使用されます。フォームには、ユーザーが入力したテキストデータ以外に、画像や動画のアップロードなども含まれます。こういった大きなサイズのバイナリデータを送信する際には、multipart/form-dataが必要となります。

また、PHP, Java、Rubyなどの言語でも、multipart/form-dataがサポートされています。ファイルのアップロードなどの処理を行う場合に使われることが多いです。multipart/form-dataで送信されたデータは、HTTPリクエストボディの中に含まれるので、受信側でパースすることができます。

multipart/form-dataの構成要素

multipart/form-dataの構成は、以下のようになります。

  • boundary: フォームデータの各パートを識別するための文字列
  • パート1: テキストデータ
  • パート2: バイナリデータ

boundary文字列は、フォーム内で使われている文字列とは異なる、一意な文字列である必要があります。また、テキストデータを送信する際には、Content-Typeをtext/plainに設定し、バイナリデータを送信する際には、Content-Typeを適切な値に設定します。各パートは、Content-Dispositionヘッダーにname属性を設定して、送信されるデータの種類を識別します。

まとめ

multipart/form-dataは、Webアプリケーションの開発において非常に重要な役割を果たします。大きなバイナリデータを含めたフォームデータを送信する際には、multipart/form-dataが必要となります。構成要素はboundary文字列、テキストデータ、バイナリデータです。開発者として、multipart/form-dataの基本概念を理解し、正しく実装することが重要です。

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