NAND 否定論理積とは?デジタル回路設計の鍵となる基本概念をわかりやすく解説

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NAND 否定論理積とは?

NAND(Not AND)は、論理回路において重要な役割を果たす基本的な論理ゲートの1つです。NANDは、ANDゲートにNOTゲートを適用することで得られます。つまり、NANDはすべての入力が1の場合に限り、出力が0となります。それ以外の場合は、出力は1となります。このように、NANDは否定論理積とも呼ばれ、非常に重要な論理基本概念となっています。

デジタル回路設計の鍵となる基本概念

NANDゲートは、デジタル回路設計において極めて重要な基本概念です。NANDゲートを用いることで、多くの論理ゲートを構成することができます。たとえば、NANDゲート2つを接続することでNOTゲートを構成できます。また、NANDゲート2つを接続することでANDゲートを、NANDゲート3つを接続することでORゲートを構成できます。

このように、NANDゲートは多くの論理ゲートを構成することが可能であるため、デジタル回路設計においては不可欠な存在となっています。

わかりやすく解説

では、NANDゲートの具体的な動作について、わかりやすく解説していきましょう。

NANDゲートは、以下の真理値表に従って動作します。

| 入力A | 入力B | 出力 |
| — | — | — |
| 0 | 0 | 1 |
| 0 | 1 | 1 |
| 1 | 0 | 1 |
| 1 | 1 | 0 |

この表からわかるように、NANDゲートはすべての入力が1の場合に限り、出力が0となります。それ以外の場合は、出力は1となります。

NANDゲートの回路図は以下のようになります。

![NANDゲートの回路図](https://i.imgur.com/6Yk7zZl.png)

入力Aと入力Bが、NANDゲート1個に接続されています。そして、出力はNANDゲートの出力として取得できます。

以上のように、NANDゲートは否定論理積として、デジタル回路設計において非常に重要な基本概念であることがわかりました。

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