ネットワーク層とインターネット層とは?データ通信の基本概念をわかりやすく解説
ネットワーク層とは?
ネットワーク層は、OSI参照モデルにおける第3階層に位置する層であり、パケットを送受信するために必要なルーティングやネットワーク上の各種制御を行う役割を担っています。ネットワーク層は、IPアドレスによる通信を可能にし、パケットの送信先を特定することができます。また、ネットワーク層は複数のネットワークをつないで通信するためのゲートウェイも提供し、異なるネットワーク同士を結びつけることができます。
インターネット層とは?
インターネット層は、TCP/IPプロトコルスタックにおける第3層に位置する層であり、ネットワーク層と同様の役割を果たします。インターネット層は、IPアドレスによる通信を行い、パケットを送受信する際に必要なルーティングやフラグメント、再構成などの制御を行います。この層で行われるルーティングは、パケットを目的の宛先に届けるために、各ノードが最適なルートを選択するための方法を提供します。インターネット層は、IPv4とIPv6の2つの主要なプロトコルで実装されています。
データ通信の基本概念をわかりやすく解説
データ通信は、通信を行うために必要な情報を伝達することです。この情報を伝達する際には、データを分割してパケットに分け、各パケットにヘッダーとフッターを付加することで、それぞれが独立して、同時に伝送され、別々の経路を通って最終的に目的地に到達します。パケットには、データそのもの以外に、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、パケット番号、チェックサムなどの情報が含まれます。これらの情報によって、パケットは正しい順序で受信され、完全性を保証された状態で組み合わされます。
以上が、ネットワーク層とインターネット層、そしてデータ通信の基本概念についての解説です。ネットワーク上でのデータ通信は、これらの概念を理解することでより深く理解することができ、ビジネスや日常生活においても役立つ知識です。
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