NGFW次世代ファイアウォールとは?セキュリティ対策の基本概念をわかりやすく解説

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NGFW次世代ファイアウォールとは?

NGFWとは、Next Generation Firewallの略称で、従来のファイアウォールの機能に加え、アプリケーション制御、脅威検知、SSL-VPN接続などの高度な機能を備えたファイアウォールのことを指します。

従来のファイアウォールでは、IPアドレスやポート番号などの情報を基に、パケットの通信を制御していましたが、NGFWは、アプリケーションレベルでの通信制御を行えるため、より精密なセキュリティ対策が可能となっています。

また、脅威検知においても、従来のファイアウォールでは対応できなかったマルウェアやゼロデイ攻撃などの新種の脅威にも対応できるようになっており、セキュリティレベルを大幅に向上させることができます。

セキュリティ対策の基本概念

セキュリティ対策においては、次のような基本概念があります。

1.「最小特権の原則」とは、ユーザーに必要な権限だけを与えることで、セキュリティの脆弱性を最小限にする原則です。

2.「アクセス制御」とは、機密情報にアクセスできる人を限定することで、情報漏えいを防ぐための対策です。

3.「暗号化」とは、データの暗号化により、不正アクセスからデータを守るための対策です。

4.「パッチ適用」とは、OSやアプリケーションなどの脆弱性を修正するためのアップデートを実施することで、攻撃者からデータを守るための対策です。

NGFW導入のメリット

NGFWの導入により、以下のようなメリットがあります。

1.セキュリティレベルが向上し、高度な脅威に対応できるようになる。

2.アプリケーションレベルの通信制御により、不要な通信を遮断することができる。

3.セキュリティポリシーの一元管理ができるため、管理者負担が軽減される。

4.様々なセキュリティ機能を一つの製品でまとめて利用できるため、導入コストが削減される。

以上のように、NGFWの導入はセキュリティ対策において大きなメリットがあります。企業や組織においては、積極的な導入を検討することが望ましいでしょう。

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