NIDS(ネットワーク侵入検知システム)とは? セキュリティ対策の基本概念を分かりやすく解説

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NIDS(ネットワーク侵入検知システム)とは?

NIDS(ネットワーク侵入検知システム)とは、ネットワークを監視し、悪意のあるアクセスや異常な通信、攻撃を検知するセキュリティ対策の基本概念です。

ネットワークを介して行われる攻撃や不正アクセスは、企業に悪影響を与える可能性があります。 NIDSは、このような攻撃を事前に検知することで、ネットワークのセキュリティを高め、被害を最小限に抑えることができます。

NIDSの種類

NIDSにはいくつかの種類がありますが、代表的なものとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • シグニチャベース型
  • アノマリベース型
  • ハイブリッド型

シグニチャベース型は、攻撃手法のパターンをあらかじめ登録しておき、それに一致する通信を検知する方式です。 アノマリベース型は、通常の通信パターンと異なる通信を検知する方式であり、前提となるネットワークの状況を学習させておく必要があります。 ハイブリッド型は、シグニチャベース型とアノマリベース型の両方の特徴を併せ持った方式であり、高い精度で攻撃を検知することができます。

NIDSの導入方法

NIDSの導入方法については、以下のような方法が挙げられます。

  • パッケージ製品の導入
  • オープンソース製品の導入
  • クラウド型の導入

パッケージ製品は、セキュリティベンダーから提供されている検知システムで、導入・運用には一定の費用が必要です。 オープンソース製品は無料で入手できるため、中小企業でも利用しやすいものが多くあります。 クラウド型は、クラウド上で検知システムを提供するものであり、導入コストや運用コストを低減することができます。

NIDSの重要性

NIDSは、ネットワーク上に蔓延する悪意のあるアクセスや攻撃を事前に検知することができるため、ネットワークのセキュリティ対策において非常に重要な役割を果たします。 企業が適切なNIDSを導入し、運用することで、ネットワークへの攻撃に対する迅速かつ正確な対応が可能になり、被害を最小限に抑えることができます。

まとめ

NIDSは、ネットワーク上の攻撃や不正アクセスを事前に検知するためのセキュリティ対策の基本概念であり、シグニチャベース型、アノマリベース型、ハイブリッド型などの方式があります。 また、パッケージ製品、オープンソース製品、クラウド型を利用することができます。 NIDSの導入・運用により、効果的なセキュリティ対策が行えるため、企業の情報セキュリティ対策において欠かせない要素の1つとなっています。

参考記事

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